フィロソフィー - 清水紙工株式会社

PHILOSOPHY

フィロソフィー

さあ、
紙の価値を世界に届けよう。

私たちは福井越前で、
長く紙を加工することを仕事にしてきました。

水をはじく紙、手で揉んだ紙、凹凸がある紙など、
知恵をしぼり、手を加えることで、
紙は驚くほどの機能をまとい、表情を変える。
そのことを誰よりもよく知っています。

そして大きく時代が変化する今、
紙はこれからどうなるのかと問われれば、
自信を持ってこう答えます。

「 紙の可能性は無限にある 」と。

人を幸せにする紙を。
社会に役立つ紙を。

紙だからできることを。
紙なのにできることを。

私たちは使命として、紙のさらなる力を引き出し、
その価値をより多くの人に届けます。

さあ、紙の価値を世界に届けよう。
今までの常識にとらわれずに。

清水紙工は、
紙のように ”自由””柔軟” です。

COMPANY MOVIE

越前和紙の歴史
と清水紙工の想い

紙の神様から教わった、
越前の紙づくり

越前和紙の歴史は約1500年。その歴史を遡ると、紙の神様の不思議な伝説に出会うことができます。

――昔、山々に囲まれたこの辺り一帯は、田畑が少なく、村人たちは苦しい生活を送らざるをえませんでした。そんなある日、岡太川上流から美しい女神が現れます。そして「この村にはきれいな水があります。この水で紙を漉けば良いでしょう」と、紙さえも知らない村人に、紙漉きの技術を教えたと言うのです。
それが、この地に伝わる、紙漉きのはじまりの物語です。

「岡太神社・大瀧神社」は、この女神、紙祖神「川上御前」をお祀りする神社。美しく歴史的価値の高い社殿は、国の重要文化財にも指定されています。清水紙工から歩いて10分ほど。越前にいらっしゃることがあれば、ぜひ訪れて頂きたい場所です。

一方で、正倉院の古文書の記述からも、4~5世紀には越前で和紙が作られていたことが推測されます。早い時期から和紙づくりが行なわれてきた理由として、和紙が作られる五箇地区(大滝町・岩本町・新在家町・不老町・定友町の5地区)には、飛鳥時代から奈良時代にかけて、寺院が建立されており、そこで使う写経用紙の需要があったため、和紙づくりが発展したとも言われています。

以降、紙が多く使われるほどに技術や生産量も向上し、最高品質の紙として「奉書」や「鳥の子」が江戸幕府の御用紙となったほか、国内初の全国統一紙幣「太政官札」にも越前和紙の技術が使われました。

1500年以上の伝統を
革新とともに、未来へ

さまざまな時代の変化はありながらも、現在も、和紙づくりの中心地は五箇地区に。清水紙工も五地区のひとつ新在家に工場を構えています。山間の小さな集落ですが、ここにたくさんの和紙業者が集い、何人もの職人たちが高い技術を和紙づくりに注ぎ込んでいます。

漉き屋で言うと「漉き込み」「漉き掛け」「墨流し」「ひっかけ」「落水」。加工屋なら「ドーサ引き」「染め」「印刷」「合紙」「揉み」など。
また、その職人たちが使う特殊な道具を作る職人もいて、互いに連携しながら越前和紙を支えています。

約1500年と言われる伝統を受け継ぎ、これからの1000年先にも越前和紙を届けたい。
清水紙工は、これからの時代に必要とされる越前和紙の在り方を考えながら、クリエイターとのコラボレーションなど新しい挑戦も意欲的に行なっています。

紙の可能性を引き出す
加工技術

表情豊かな手揉み加工、特別感を高める表面コーティングなど、得意な加工技術はいろいろ。
さらに技術を組み合わせることで、可能性は無限に広がります。仕上がりのイメージに合わせて、ご提案をいたします。

紙ができることを、
もっと、もっと

伝統や技術など、
越前から紙の可能性をリシンクし、発信。
Rethink Paper
紙と出会う、人とつながる
クリエイター向け 紙のスタディツアー。
WASHI CONCIERGE
加工に関するお問い合わせや、
資料請求はこちら